入園してから学ぶこと 入園前から学べること

入園を目前にして、「うちの子は、まだあれができないな」とか「周りはこうなのに、うちの子はまだ○○だな、大丈夫かな」などと心配に思うことはありますか。

入園するまでに、何をどれくらいできていればいいのか、分からないことって多いと思います。

今回の記事では、『入園してから学べるためまだ習得できていなくても大丈夫ですよ~!』という事柄と、『できれば入園前から身につけておきたいですね~!』という事柄をお伝えしていきます。

入園してから学ぶこと
集団という環境は、ただそこに身を置くだけでも子どもが自然と成長する要素がたくさんあります。そして集団でしか学べないこともあるのです。以下のことは、入園してから学ぶので、今できていなくても問題なし!
①おもちゃの貸し借り・順番を待つこと
入園前に、友達同士で集まったり、また支援センターに出向いた時や公園で遊んでいるときなどのお子さまの様子を見て、あまりにも自分勝手だぞ!と感じることがあるかもしれません。おもちゃは絶対に貸したくないと言い張るし、公園の滑り台も横入りして滑っていく…
でも、大丈夫です。入園すれば、必ず変わっていきます。
今は、おうちのおもちゃは自分のものです。使いたいときに順番を待つことなく自由に使うことが当たり前の環境で生きています。しかし幼稚園では、玩具も遊具もみんなのもの。譲り合うことが当たり前になります。最初は子どもも戸惑いますが、きちんとその環境に慣れて、譲り合うことや、時には我慢することも覚えていきます。
②親から離れても楽しんで過ごせるようになること
お母さんが傍にいれば楽しく遊べるけど、一人になると全くダメ…入園後、大丈夫なのかしら。私は一緒に通えないのよ…
と心配しているお母さま、大丈夫です。
もちろん入園してすぐは、親御さんがいないことを心細く思い、泣くこともあるでしょう。でも1カ月もすれば、先生のことが大好きになったり、好きな遊びが見つかったりして楽しめるようになるものです。親離れができずに心配に思う方は大変多いのですが、こればっかりはもう、実際に集団に入って慣れるしか方法はありません。
③友達とあそぶこと
普段おひとりで遊ぶ様子が多いお子さまを見て、「お友達できるのかしら」「入園しても、一人で遊ぶのかしら」と心配になることがあるかもしれません。
実際に、入園~年少の2学期ごろまでは、お友達とあそぶというよりも、各々が好きなことをして遊ぶ光景が多く見られます。ですので、入園前に友達と遊ばずに一人で遊ぶのは普通のことなので、心配いりません。
幼稚園生活に慣れ、年齢が上がってくるにつれて、友達と一緒にいる楽しさを知るようになり、自然と遊びを共にするようになります。
④たくさんの言葉の習得・相手と話をすること
言葉の成長は、個人差が大きいものです。比較的、女児の方が言葉の発達が早い傾向がありますが、中には成長がゆっくりのお子さまもいらっしゃいますし、男児でもよくお話になる子もいらっしゃいます。
まだあまり言葉が出なくて心配になる方もいらっしゃることと思いますが、集団生活に入ると、今までとは比べ物にならないほどの多くの言葉の中で生活することになります。先生の話・同じクラスの友達や異年齢の友達のしゃべり声・絵本や紙芝居― そうすると、やはり知っている言葉が自然に増え、徐々に流暢にお話をするようにもなります。
成長のスピードにはもちろん個人差がありますが、集団における言葉のシャワーはかなりの威力です。
入園前から学べること
入園前から学べることとしてこれからお伝えすることは、決して特別なことではなく、基本的にお家で習慣としてできることです。小さなことですが、心がけて生活してみてください。
※「園生活をスムーズにスタートさせるためにできること」の記事でお伝えしたことと重なる部分がありますので、お時間がありましたら合わせてお読みください。
①挨拶や感謝の気持ちを伝えること
人として当たり前のことですが、当たり前にできている方は、どのくらいいらっしゃるでしょうか。
「おはようございます」「いただきます」「ありがとうございます」
あなたは今日、何人の人と、どんな挨拶を交わしましたか?“お子さま”ではなく、“あなた”がです。
なぜあなたの挨拶が必要かというと、子どもは大人の挨拶を見て、挨拶することを覚えるからです。日頃から、家庭内や近所の方に自然に気持ちの良い挨拶ができる親御さんのお子さまは、同じように自然に挨拶ができます。反対に、いつも仏頂面で、顔を合わせても自分から挨拶をしないような親御さんのお子さまは、同じように挨拶をしません。挨拶をするということを知らないからです。
今日からでも遅くありません。まずは親御さんが毎日、丁寧な挨拶や心のこもった「ありがとう」を心がけましょう。そうすると、お子さまも自然にそれらが身につきます。
②服をたたむ・靴をそろえること
自分の衣類は、自分で始末する練習をしてみましょう。その経験が積み重なると、『習慣』となり、できるようになります。
とは言っても、現段階では完璧にできることは難しいです。お母さんと一緒にやってみて、あとはお母さまが仕上げをしてあげてください。とりあえず、できてもできなくても、『じぶんでやっている』ことが大切です。
そして、意外と親もできていないことが多いかもしれない、靴をそろえること!これも、お子さまがそろえることを知っているか知らないかで全然違います。
脱いだら、そろえる!をまずは教えてあげてください。そして自分でやらせてあげてください。
③トイレで排泄をすること
まだ完全におむつが取れていない方もいらっしゃるかもしれませんが、とりあえず、トイレで排泄をすることは練習をしておいてください。
トイレで上手にできたらシールを貼る!など、楽しみながら行うこともおすすめです。できる限りトイレでの排泄に自信をつけておきましょう。
④困ったことは相手に伝えること
あなたは普段、お子さまが困らないように先回りをして手を貸してあげること多い方でしょうか?
物事が常にスムーズにいくことは子どもにとってはありがたいことですが、入園したら、先生は手取り足取り手伝ってはくれません。お子さまが日頃、困ったことに遭遇する機会が少ないと、何か困難が起こったときにパニックになりやすいです。
幼稚園では、「どうしよう!?」「どうすればいいんだろう」という場面にたくさん遭遇します。その時に、泣いてパニックになるのではなく、「ぼく・わたしは、今こまっています」いうことを伝えなければなりません。
気の利くお母さまは特に、先を読んで手を差し伸べてあげたくなるかもしれません。しかし入園が近づいてきましたら、お子さまの行動ひとつひとつに手助けをするのではなく見守る姿勢も大切にしてみてください。そして「どうしよう」「困ったな」という場面も作ってあげて、子ども自ら「こまっている」「たすけて」を発信する練習をしてみましょう。
⑤絵本を楽しむこと
幼稚園では、絵本の読み聞かせの時間があります。
日頃から絵本に触れる機会の多いお子さまは、読み聞かせを楽しみにし、集中して聞き入る様子が見られます。反対に、あまり興味のないお子さまにとっては、退屈な時間になりかねません。
きっと、乳児期の早いうちから絵本を楽しんでいる方もいらっしゃると思いますが、ぜひその習慣は大切になさってください。お子さまの心を豊かにし、さらに言葉や文字に興味を持つことにつながります。
いま、読み聞かせの習慣がない方も、大丈夫。今日から始めてみましょう。本屋さんでも図書館でもいいです。なにかお子さまが興味の持った絵本から始めてみましょう。
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