幼稚園によって、勤めている先生の雰囲気がなんとなく違うことに、見学をすると気が付くかもしれません。園を選ぶ際はぜひ、先生たちの雰囲気や立ち振る舞いも確認してほしいと思います。

具体的なチェック項目は
②年齢層ですが、これに関しては園によって結構ばらつきがあります。若い先生しかいなかったり、逆にベテランしかいなかったりする場合、何か要因があるかもしれません。若い先生は元気ややる気があり子ども達からも大人気ですが、やはり子どもとの関わりは経験がものをいう部分も多いので、経験豊富なベテランの先生がいると安心です。しかし逆にベテランの先生しかいないと、場合によっては保育内容が古くから変わっていなかったり、考えが保守的であったりするかもしれません。理想としては、20代~50・60代の先生方がまんべんなくいらっしゃると最高です。
③言葉遣いも意外と違いがあります。元気いっぱいの掛け声が響いている園、落ち着いた優しい話し方の先生が多い園、など様々です。また、幼稚園によっては、丁寧な言葉遣いを重視し、名前の呼び捨てやあだ名呼びを禁止にしている所もあります。逆に、親しみを込める思いで、呼び捨てやラフな言葉遣いが良いとされている園もあります。これらは保護者の好みにもなりますね。ただ、子どもに対してあまりにも命令口調だったり圧力的な言葉かけをしていたりする場合はその園は気を付けたほうが良いです。
④子どもとの関わり方ですが、まずはなにより先生に笑顔があるか、そして遊びや活動中の関わりにおいて、先生自身が楽しそうで生き生きとしているか―これははとても大切です。幼稚園の仕事は、体力的にも精神的にも大変疲れます。ただその疲れが保育中にも明らかに表れていて、先生の表情に覇気がなかったり、やる気を感じられなかったりする様子が見受けられたら、その園は先生方にとって働きにくい環境である可能性があります。先生のモチベーションは、子ども達に影響します。先生自身の体調が悪く疲れている時には、細かい所まで目が行き届きません。さらにイライラしやすく、些細なことで子どもを叱ってしまうこともあります。反対に、先生の心身にゆとりがあれば、広く温かい心で子どもと接することができ、子ども達の心も安定するのです。
このようにチェック項目として挙げましたが、実際はほとんどの先生が、毎日一生懸命、子ども達と真摯に向き合って過ごしています。みんな、頑張って働いています😊先生の悪い所を探す、というよりも、園選びの一つの基準として、上記のことも参考にしてみるといいと思います。

