登園を嫌がり泣く我が子 どうしたらいい?先生はどう思っている?

「入園してから毎朝、子どもが泣いて登園を渋ります。どうしたらいいのでしょう?」

「親が泣きたくなります」  

入園式も無事に終わり、少し安心したのもつかの間…園生活が始まり、こんな思いを抱えた親御さんは、この世にたくさんいらっしゃるのではないかと思います。

まずはそんな風に悩んでいる保護者の方へ―

大丈夫です☺必ず笑顔で登園できる日がきます。そして、今、毎日毎日泣いていたって大丈夫☺泣き続ける日が続いたとしても先生たちは全く驚きません。我々にとっては、よくある光景です。だから笑顔でどーんと構えていてください☺

登園渋りには、いくつか種類があります。
入園してすぐの行き渋り
●クラス替えなどの新しい環境になったときの行き渋り
●連休後の行き渋り
●ずっと楽しく通っていたが、突然起きた行き渋り
●体調不良のための行き渋り
今回は、特に多く見られる、入園してすぐにおこる行き渋りについて考えてみたいと思います。

まず、お子さまが「行きたくない」理由としては、
★親御さんと離れることへの不安
★新しい環境への不安
が挙げられます。
大好きなお父さん・あ母さんと今までずーっと一緒にいたわけですから離れることに不安を感じるのは当たり前です。そして、親と離れることに加えて、場所も生活も周りの人々もすべてが新しいのです。不安を感じるに決まっていますよね。そりゃあ泣きたくなると思いませんか。大人であっても、新しい環境はやはり不安ですしストレスになりますよね。子どもなら尚更です。
「不安」や「緊張」という気持ちが大人以上にありますが、それを言葉にしたり気持ちをコントロールしたりすることは難しいですから、「泣く」という表現になるのです。
ですから、その不安を少しずつ和らげていく必要があります。具体的にどのようにしたらお子さまが少しでも不安をなくし登園を楽しめるようになるのでしょう。親御さんにできることをお伝えします。
とにかく笑顔で見送る
まず何よりも親御さんに心がけてほしいことが、「いってらっしゃい!」の時に最大限の笑顔でいていただきたいということです。これ、本当に大切です。
お子さまが泣いていると、親まで不安な表情になったり、時には同じように涙を流したりするお母さまもいらっしゃいます。でも、それだとお子さまはもっと不安になるんです。
子どもは親の表情を実はよく見ていますし、親の不安な気持ちはお子さまにそのまま伝染すると考えてください。
”泣いているお子さまと離れるのがつらい”、”大丈夫かなと不安になる”、という親御さんのお気持ちは痛いほど分かります。でもここは、幼稚園の職員、そしてあなたのお子さまを信じて、「うちの子は大丈夫」とどんと構えましょう。そして、笑顔いっぱいで明るく送り出してあげてください☺
気持ちに寄り添う
「行きたくない」と言って大泣きする様子を毎日のように見ると「もう泣かないの!」とか「いつまで泣くの?!」とか、「そんなに泣くなら幼稚園辞める?!」なんてことも言ってしまいがちなのですが、ここは叱ったり脅したりする場面ではありません。
「そうかそうかー幼稚園いやなのか」「涙が出るくらい行きたくないんだね」などと、寄り添う言葉をかけてあげましょう。言葉をかけたところで、はい、泣き止みました!ということは起こらないのですが、お子さまは、自分の気持ちをわかってくれたと感じ、心の安心につながります。とりあえず、心を落ち着かせることが大切になります。
泣く理由を無理に聞き出さなくても良い
「どうしてそんなに泣くの?」とか「どうして幼稚園行きたくないの?」と聞くことがあるかもしれません。聞くこと自体は問題ありませんが、無理に答えを聞き出さなくても大丈夫です!
3歳、4歳になったばかりの子どもの場合、まだ自分の思いを言葉でうまく表現するのが難しいお子さまが多いです。「なんで?」と聞かれても、自分でも分からないかもしれません。そもそも、その不安やら寂しさやらを上手に言葉にできないからこそ、涙が出るのです。
泣くお子さまには、
「なんで?」よりも、「お母さんと離れるのがさみしいのかな」とか「きっとドキドキがいっぱいで涙が出るんだね」というように、質問ではなく気持ちの代弁が有効です。
行き渋りに明確な理由がある場合は担任に相談する
上記で、泣く理由を無理に聞き出さなくてOK、と伝えましたが、もしも行きたくない具体的な理由をお子さまが教えてくれた場合は、幼稚園に相談してみるといいです。
基本的に入園してすぐの行き渋りは親との分離不安が多いのですが、時にほかの理由が存在する場合があります。たとえば、「着替えを一人でやるのがむずかしくて幼稚園がいやだ」といった生活に関する不安であったりとか「バスで近くに座る子が苦手」「ロッカーが近い子が怖い」といった人間関係の不安がケースとして多いです。
最初は様子を見ていいと思います。でもそれが続くようだったら、「子どもがこんなふうに言っているのですが、ちょっと様子を見ていただけますか」というような感じで先生に話してみましょう。そうすると気にかけてみてくれ、お子さまの実際の様子も教えてくれますし、必要に応じて対処してくれるでしょう。
先生を頼って良いことを伝える
様々な不安があるお子さまには、
「困ったら、先生に言うんだよ」と、教えてあげてください。「悲しくなったら、先生の所に行くといいよ」でもいいです。
家では、なにか問題が起こったらお父さん、お母さんが助けてくれますよね。でも、幼稚園では、手取り足取りすべてやってもらうことはできません。入園したてのお子さまにとっては大きな不安のひとつになります。そこでお子さまに必要なことは、自分で助けを求める力です。
「○○ができないから手伝ってください」「○○がありません」「かなしいです」
これを先生に言えると、一人で戸惑い不安になることが少なくなります。
前向きな言葉をかける

親御さんの気持ちのあり方は、お子さまにきちんと伝わります。

ですから、「幼稚園、たのしみだね」「今はお母さんと離れるのが寂しいと思うけど、絶対楽しくなる日がくるよ、大丈夫だよ」「先生も○○ちゃんがくるのを楽しみにまってるよ」「明日は何をするのかな~楽しみだよね~」など、前向きな言葉をかけてあげましょう☺

そして、幼稚園から帰宅したお子さまにも、「がんばったね」「一日過ごせたなんてすごいね」とがんばりをいっぱいほめてあげてください。

お子さまがプラス思考の言葉をたくさん浴びることで、気持ちがどんどん前向きになっていくはずです!

まとめ

幼稚園への不安の感じかた、慣れるまでに必要な期間は本当に個人差があるものですが、やはり泣いて登園する我が子を見ることはとってもつらいと思うのです。

ただ、年少入園の3歳という年齢は、親と離れたとしても、少しずつ安心して楽しむことができるまで心が成長しています。ですので、どうかお子さまを信じ、今、親にできることを心がけながら焦らずにお子さまとかかわっていきましょう☺

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